高知新聞   2003.1/23
迫力のテチ一に400人  窪川 松本英彦コンサ−
「窪川」 日本のナンパーワン・テチーサックス奉着、松本英彦さんを招いてのジャズコンサ−ト=写真=が十四日夜、高岡郡窪川町の農村環境改善センターで聞かれ、町民ら四百人余りが迫力たっぷりの演奏を楽しんだ。 同町のジャズ愛好グループ「窪川JAZZろう会(佐田浩幸会長〉が、結成十周年を記念して企画した。 会場には同町民はもちろん、高知市や中村市、愛媛県松山市などから訪れ、立ち見客も出るほど。ピアノトリオ「ack−ack3」(対空射撃砲の意)の演奏に続いて、「スリーピー」の愛称で親しまれている松本さんが登場すると、場内は拍手喝さい。「ダニ−ボーイ」「マイ・ブルー・ヘブン」といったホビュラーな曲から、ジャズにアレンジした美空ひばりの「リンゴ追分」などを野性的なアドリブ奏法で演奏すると、熱気は最高潮に達した。 興に乗って佳子夫人も持ち歌を披露、観客たちは体全体でリズムを取りながらさく裂するチターサックスのサウンドを楽しんでいた。