2007.4
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http://www.ack-ack.join-us.jp / t.nishikawa@ack-ack.join-us.jp / 平成19年4月号 2007#20〜224
ack-ack'News 編集室パソコン千夜一夜物語!
 パソコン改造に又々、しっかり嵌っていま〜す。先日、エルビン・小倉氏が新機購入(バリュースターのプラズマモニターがデスクに燦然と・・・。)に付き、使用しておられた旧機一式を頂けることに!ご自宅へ勇躍参上致し、大企業お得意?のデータ漏洩があってはと綿密に抹消。モニター&キーボード・マウスをせっせと車に積み込んだ後、図々しくも奥様の手料理にて美味なる夕飯まで・・・ご馳走様・・・有り難う御座います。思えば何台のPCが当ルームを通り過ぎて行っただろう?20年前、当紙発刊時は一行表示のモノクロパネルのワープロで30文字程打ち込んでは一行パネルの表示をレイアウトモード・・・虫眼鏡モード?に切り替え、あっちこっちスクロールして全体を・・・。今考えても気が遠くなる様な話でした。段々、進歩するワープロを3台使い潰した後、T氏より事務所を閉めるからパソコン要りませんかでラックごと?OSがW3.0でワープロと大差ない状況でした。OSが画期的・・・マック的?W95となり、CDが焼けるW98になった時点で、焼きが安定する様にとK氏に製作依頼したのがスカジー起動のPCでした。HDが高くて7Gに手が出ず、4Gで我慢。今は昔?です。リカバリーの際は散々苦労しましたが、W98.2ndでUSBが使える様になり、弟よりIDE起動のNEC製を譲り受け並行使用してましたが、ファイヤーワイヤー、USB2、DVDと進化凄まじく、BTOでDELL9200を購入。しかし、5年を経てみると、CPUのP4、2.1Gとチップセット以外はメモリが2倍に、ネットワーク・PCカード差し替え、USB・PCカードはフロント迄の配線変えが面倒と放置し、空の2スロットにSGCカード、USB2&ファイヤーワイヤー・カードを増設。80GのHDを120GのHD2台にすると電圧不足で不安定となり電源部増強、ファン交換。外付けもDVD−RAMは2代目、HD3台(計500G)・・・一台破損、プリンタ−3台(全てA3ノビ)、MO、加えて写真のバイオと頂いたPCが現在の同居人?結果、通り過ぎたのものはマック2セット、プリンター3台、モニター4台、前述のワープロ3台とPC3台・・・振り返ってみますと、凄いものがあります?でも、全く懲りることなく、頂いたPCの大改造計画進行中なのです。基本的にCPUどボードは取り替えませんが、今回は判りません?先ず目盛りを3倍、HD80Gは2台にして計500G位に、PCスロットの空きが6もあるから、間隔開けるとしても、USB2&ファイヤーワイヤー・カード、ビデオ・キャプチャーカード、グラフィック・カードも差し替えて・・・限りなく。夢は夜開く〜状態なのです。DELLの放置してある配線も変えますか?!
読者のホ−ム・ページ (116)    よっぱライフプランナー
 
私が愛用している文具がある。小さな立方体の消しゴムがくっついている「カドケシ」。角が28ヶ所もあるので細かい処も消し易い。商品開発に1年も掛かったと云われるカドケシは大ヒット!目標の25倍、年間100万個を売り上げたらしい。メーカーは「コクヨ」。先日、TVで「コクヨ」の創業者ストーリーを見た。ルーツは1905(明治38)年、富山県出身の黒田善太郎が大阪に開業した、和式帳簿の表紙店。手間の掛かる表紙だけを作る、当時でもかなり地味な仕事だった。が、誰もやりたがらないニッチな仕事にこそ可能性を見出した善太郎は、そこから洋式帳簿や伝票、便箋、ファイル等、次々と新分野に進出。急速に事業を拡大して行く。コクヨは元々「国誉」と書いたらしく、社名が「黒田国光堂」だった1917年、善太郎自身が「国誉」という商標を考案した。「温かく送り出してくれた人々の恩に報いる為にも、国(故郷)の誉れにならなければ」という、固い決意の表れだったという。その決意はTVで見たエピソードの中にも表れている。洋式帳簿に使用する洋紙を国産化するに当たり王子製紙に依頼する。小企業が大企業を説得して国内初の仕事を発注する等、当時としては考えられなかったであろう。そして、出来上がってきた洋紙が製品に使えない品質であっても、善太郎は全て引き取ったという。出来上がった洋式帳簿はお客様に使って頂き、感想や要望を王子製紙にフィードバックしたという。今でいう「サンプル」の原点だろうか。意気に感じた王子製紙は人員増強や大規模な設備投資をし、満足できる洋紙を完成したという。何が何でもお客様が満足する製品を創るという姿勢は、正しく「国の誉れ」そのものであろう。そして、コクヨは売上2734億円、経常利益88億円、従業員4191人の文房具大手メーカーに成長。帳簿の表紙作りからスタートした商品数も、今や文房具3万点、オフィス家具も含めると10万点にまで増えた。現在、取り組んでいるのがオフィスのワークスタイル全体を提案するソリューションビジネスらしい。普段、何気なく使っているカドケシであるが、「コクヨ」ストーリーを観てから、より思い入れが深くなったものである。そういえば、私の周りには「キャンパスノート」や「プリット(のり)」など毎日の様にお世話になっているものが沢山ある。この原稿も「キャンパスノート」に書き留めておくことが多いのだが。いいヒストリーで、いい気分に・・・?In the Moodでも聴きながら、「洋紙」ならぬ「洋酒(バーボン)」で、更にいい気分になるとしますか!いや、明日は休みでもあることですし、何十年ぶりかの「グレンミラー物語」でも・・・、さて、棚のビデオを捜して見ますかな?
79 回   エロールあさかわ
  現「売れなくなった芸人は政界へ」とでも云いたくなるほど今日の政界は下落してしまった。政治的手腕や知識がなくてもモラルが欠如していようと、ミーハーにタイする知名度があれば良いのである。例えミーハーであろうとアホバカ人種であろうと二十才になれば嫌でも選挙権が与えられる。しかも、彼等の一票も大学教授の一票も同等の価値と重みがあるのだ。与党も野党も議席獲得のためには手段を選ばず。その結果、多少なりとも知名度があり、ミーハー族の票集めが出来そうな者を立てて選挙戦を繰り広げる。そして幸いにも立候補させた芸人やタレントが当選すれば議席を埋めることが出来て、党としては万々歳である。だが、此の様な芸人やタレントが議員になったとしても「枯れ木も山の賑わい」であり真の行政に携わるようなことはないのだ。票を獲得した手前、一時的に何等かの役職が与えられたとしても直ぐに更迭されることになって居るのである。だがこれら「枯れ木」議員であっても議員の肩書きを得ることにより一般庶民には手の届かない特権が得られるのだ。特に日本の政治家は諸外国に比べて特権が余りにも多過ぎる。しかも、その特権のためには莫大な血税が湯水の如く使われているのである。以前にも述べたが現代の日本人社会は江戸時代と何ら変わっていない。将軍様と側近及び旗本のために庶民は働き、年老いて働けなくなった者や税金の徴収が不能となった者は、「姥捨て山」に放り出される仕組みになっている。一般庶民を税金を産み出すためのロボット視する結果、「子供を産む機械」発言となった。一家族で子供二人づつ製造してくれれば将来の税金徴収も安定する。庶民をあくまでも税金供給の機械と見なすならばスムーズに稼働できるように油を差すことも忘れて貰っては困る。それにしても、現在の野党は情けない。ひたすら「機械」発言を中傷する意外に与党への対抗手段がないのだ。与党の独断を沮止できる程の政策を持たない野党が声高に与党を中傷したところで所詮は「負け犬の遠吠え」に過ぎない。此の様な罵り合戦をする前に各党で協議し、議員数を削減することの方を考えるべきであろう。無能な「枯れ木議員」を削減することが血税の無駄使い削減に直結すると同時に「船頭多くして船進まず」という代々の悪循環からの脱皮も可能になる筈である。マスコミの尻馬に乗っての解決にだけしか能のない野党に果たして何が出来るのか。
ルパンの私書箱〜from 田舎親父 (40)
   嘗てのモーナを想い出させた。目の色が僅かに異なる他は、そっくりだ。モーナは今、私の庭の古いスモモの樹の下で土に還りつつある。その上ではシーラが芽を出し始めている。モーナの頭のある位置の少し上はモクレンの苗を植えるべく空けてある。モーナを葬る時、木蓮の大枝を切り、それで墓を囲った。その一部はモーナの墓標にする為、鉢植えにした。その枝の先には小さなネコヤナギの芽に似た花芽が幾つか膨らんでいる。今年の秋、モーナの墓の傍らに移し植えるつもりである。私は犬名の欄にモクレンMagnolia、呼称 Magと記した。仔犬は車酔いをさせない為、連れて行った若い者が抱いていた。仔犬を酔わせると癖がつく。車内を嘔吐物で汚し、猟場ではフラフラで使いものにならない。最初が肝腎である。運転は私がした。私は他人の運転する車に乗ると忽ち車酔いする。家に帰ると妻が言った。「あぁ、マグちゃん、マグナム来たのね」、「マグナムじゃない。此奴は雌だ」、「あらぁ、モーナにそっくりね。じゃ、マギィちゃんね。いらっしゃい」、「マギィなどと可笑しなマジシャンみたいな名前で呼ばないでくれ。抱いた途端にパッと煙が出て消えちまうかも知れんぞ。狸か狐に化けるかも知れん」、「あらま、上機嫌ね。じゃ、マーゴちゃん。マーガレットちゃん!」、「違う。マグノリア、庭のモクレンだ」、「あらそう、良いじゃない。マーゴちゃん、マグノーリアちゃん」。仔犬はマーゴとなり、時にマグ、ある時はマグノと呼ばれることになった。仔犬は私の傍らで眠っている。それ迄は私の手を噛みまくり傷だらけにし、その前は、家中の猫を追い回し、押さえつけ、振り回し、放り投げ、一匹残らず追い出してしまった。その合間にも薔薇の鉢の土を掘り返し、中に黒く細いもの?を二つ三つ落とし込み、ついでに延び始めた薔薇の小枝をむしり取って来た。見ているだけで、ぐったりする程くたびれたいと思うなら、生後、三、四ヶ月の仔犬を求めれば良い。してはならない、して欲しくない事を思いつき、瞬時に実行に移す。それが、仔犬と言うものである。3sだったのが一ヶ月で6.3sに。私は55sが、53sである。一年半後、成犬になり27s、肩高64p程になる。その頃、私の体重は消滅しているのでは。この系統の犬は暴走し易い。暴走犬を bolterと云う。Handlerやhunterの指示を無視して勝手に獲物を狩りまくるSelfhunterになりがちで結果、迷い犬になる。時々、猟犬を山に捨てて帰るハンターがいる等と判ったようなことを言う門外漢がいが、そういう者は滅多にいない。猟友会には狩猟期間であるなしに関わらず失踪犬の捜索願が出ていない時はなく、皆、懸命になって捜している。犬舎から猟場まで車で移動する。猟場から猟場までもそうだ。犬は先ず自分の家へは戻れない。猟場で如何にして迷うか。本能に駆られて疾駆する犬は帰途のことなど考えていない。5分もあれば声も  笛も届かぬ処まで獲物を追う。初心のハン  ターや犬を知らぬハンターはめったやたらに、  大声、犬笛で犬を呼ぶ。狩場の地形が複雑  だと音の伝わり方も影響を受け、音が反響 して音源を犬が察知するのは極端に難しく  なる。殊に心配する余り呼びながら、あちこち探し回る飼い主に掛かると、犬は音源を捜して駆け回り、疲労困憊して動けなくり迷い犬となる。迷い犬は大体、眺めただけで判る。道路では地面も嗅がず、電柱にも関心を示さず、通る人、他の犬にも全く興味を示すことなく、只、何処かに向かって、ひたひたと、とぼとぼ歩いている。見つかれば、飼い主は泣いて喜ぶ。大抵が犬の能力を過信している。或いは犬を愛するだけで、犬の能力や猟場の特性などに無知で未熟なハンター達である。だが、ハンターとしては未熟でも犬飼としては悪人ばかりではない。猟犬は他の使役犬同様、二つの相反する要求をされる。「人や他の犬と仲良くしてはならない」、「人や他の犬と喧嘩してはならない」この双方がしっかり出来ていないと迷い犬になる。生後2ヶ月未満、40日〜50日の間に仔犬を引き取る。離乳の完全でない時期にである。そうすれば、犬の母親、兄弟になれる。