2007.1
http:/www.ack-ack.jp nishikawa@ack-ack.jp /平19年1月号 2007 #20〜222  since1988
12月10日(日) デクスターズ・ライブ!
ack-ack'Live皆勤賞なみの功労者?木綱氏のパーティ−・ライブ!最近、アルトに加えてテナーをも購入。ますます、ジャズに没入している氏ではありますが、又々、小生が勝手にニックネーム変更にての表題となりました。下記「破れ太鼓の会」の際の写真をご覧になれば・・・?帽子を被り、テナーを提げて歩く様はまさに映画「Round Miidnight」のデクスターを彷彿とさせますよ?静岡から栗田丈資氏も駆けつけてくれたりで大いに盛り上がりました
 
金山マサ裕 p/横山 裕 b

12月18日(月) パシィフィカ・年忘れ・ジャズパーティー
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クールなセンスが好評で初めての来店者が引きも切らぬクールトレインのホームページ制作会社の忘年会!飯塚社長はJAZZ四季会の幹事のお一人でもあり、楽器編成から選曲まで煩い事この上なし・・は冗談ですが、その課程をも存分に楽しまれ、演奏が始まると殆どステージ凝視状態になられる程のジャズ好き御仁。ク−ルトレインの社長もほぼ同症状ではございますが?来年は4回やろうかな〜!なんて、忘年会逸脱状態の嬉しいご発言も!社訓は格好良く??  http://pacifica-inc.co.jp
 鈴木直樹cl/小谷教夫 p/小林陽一 b
12月25日(月) 雅 X'mas
当クラブのクリスマス、Mama's Birthdayも7回目!年も取る筈です。いえ、当方のみの話でございますよ・・・ハイ!?今回は与那国島からの三芯・長間マサオ・バンドと異色の豪華二本立てにて華やかな一夜となりました。足利の「クラブ四季」同様、昔気質のママが仕切る、今時珍しくご祝儀の上がる嬉しいお店なのです。写真でお解りでしょ!
 
金山マサ裕 p/安久津泰久 b/平田ちひろ vo
第32回現代童画展 村山幸一「待ち合わせ」
12月2日(土)〜9日(土)、東京都美術館
 出品を始められて6年目ほどにも成りますか?昨年はクールトレインの開店などもあり上野の森まで伺えず残念でした。今回もギリギリの8日参上と相成りましたが、 今迄とはまた違った色遣いで大いに楽しませてもらいました。お店「夢ろまん」をクローズされてからも情熱を失わず描き続け、まさに継続こそ・・・の見本ですね!先日の破れ太鼓の会でも満面の笑みで名物ドラマー振りを遺憾なく発揮してました。本当に嬉しい限りです。今後も益々のご精進をば・・・です。
読者のホ−ム・ページ (113)    Dancing Lawyer
 
明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願い申し上げます。 
さて,私の担当した刑事事件の痴漢無罪事件をモデルにした映画が周防正行監督によって,完成し、「それでもボクはやってない」という題名である事や、平成19年1月20日に公開される事は、昨年11月に紹介しましたが、公開に先駆け、再度ご紹介させて頂きます。
既に試写会で観た皆さんは日本の刑事裁判の実態を知り,愕然とされる方が多い様です。それだけリアルでシリアスなのです。私の知り合いの法律家たちも試写会で観た人は,一様に驚いています。よくここ迄、取材を重ね,本当の裁判を観ている様な映画ができたものだと,周防監督の力量と努力に敬服されています。恐らく,皆さん自分は刑事裁判には無関係と思っておられるでしょう。しかし,痴漢に間違えられる事は,男性なら誰でもあり得るのです。その場合,否認したら(つまり無実を主張したら),どうなるか?想像もできないでしょう。それが,この映画では克明に描いてあるのです。観た方は恐怖感を覚えるでしょう。人生が一瞬にして台無しになる可能性があるのです。
周防監督が撮るきっかけになったのが,一審有罪・二審無罪で戦い抜いた矢田部広司さんの事件です。夫婦で筆舌に尽くし難い裁判闘争をされて,二審の東京高等裁判所で無罪を勝ち取ったのです。その矢田部夫妻が「お父さんはやってない」(太田出版)という本を発行されました。感動的な本です。皆さんにもお薦めします。ご一読下さい。
 私は,念の為に言いますと,別に「人権派」と言われる弁護士ではなく,普通の「何でも屋的」な弁護士です。でも,この種事件には力を入れたかったのです。余りに一般の市民に及ぼす影響や打撃が大きいからです。
平成21年からは「裁判員制度」も始まります。重大犯罪の事件では,市民の皆さんが裁判員になるのです。恐れる必要はありません。堂々と自分の感覚を大切にし,意見を言って下さい。裁判官に対し,批判的な目を向けて下さって結構なのです。但し,裁判官も,どの世界でも同じく,色々なタイプの方がいます。どうか,できるだけ白紙状態で,ご自分の心眼を信じて裁判員制度に立ち向かって下さい。 
 そろそろグラスにバーボンをば・・・!そうそう、法廷もの映画といえば、ヘンリー・フォンダが陪審員役を演じた「十二人の怒れる男」やポール・ニューマン演じるシケタ弁護士が一大奮起して勝訴するといった筋書きの「評決」等の名画か思い出されます。そう言えばポール・ニューマン主演の「栄光への脱出」(1960)も快作でしたな!タイトルバックのEXODUSがまた良くて痺れました。テナーのエディー・ハリスの名盤もありますが、今宵はクインシー・ジョーンズのHip Hitsにしますか!バーボン三杯目にして、何やら落ちが千鳥足風に・・・ちょっと酔いましたかな?新年早々、またもや固い話ですいませんでした。今年は良い年になって欲しいものです。この数年間、ず〜っと同じ事を言っているダンシング・ローヤーでした。
76 回   エロールあさかわ
 「覗き」「痴漢」「強姦」「拉致」「監禁」「暴行」等の一連の犯罪の被害者は女性であり、加害者は全て男性ということになっている。だが此の様な犯罪が発生に至る経緯を調べてみると男性ばかりを責めることは片手落ちである事が判る。出会い系サイトで知り合った男性と即セックスに至る無節操、無知、無防備な女性が増加していること。知り合った男性の素性も判らず、時間をおいて調べることもなく見かけだけで安易に体を許してしまう。相手が悪質な性病に感染している場合もあるし、異常性格者である場合もあるのだ。肉体関係が出来ると其れをネタに金銭を搾り取るイケメンコマシヤであるかも知れない。それにしても現代の日本女性の間には貞操、節操という言葉は既に死語になった観がある。若い女性に限らず亭主と二人の子供を持ちながら、「ベッカム様」を追いかけ、「ヨン様」が現れると「一晩お付き合いしても」と目尻を下げ、「ハンカチ王子」の追っかけを始めたかと思うと、「ソン様命」と韓国タレントの追っかけを始める。実際に「ヨン様」「ソン様」の宿泊先を調べて押しかけた主婦も一人や二人ではないというのだ。中には出会い系サイトで知り合った男性とのセックスに溺れ、亭主とこどもを置いたまゝ失踪するという事件も多いのだ。此の様な無節操、無知、無防備が原因で監禁されたり暴行されたりしても当然であり自己責任としか云いようがない。一方、巷に目を向ければオッパイが露出しそうなタンクトップに尻が丸見えの超ミニスカで深夜の街を闊歩する若い女性。「見て見て、さわってさわって!」と云わんばかりの格好で電車に乗ったりする女性も多いが、植草先生でなくとも「さわって見ようか!」という気持ちになろうというものだ。元来女性には男性に視られたい。さわられたい。強引に犯されたいという願望が潜在的にあり、「見て見て、さわってさわって!」.ルックは美の表現なのだそうだ。「覗き」「痴漢」「セクハラ」などで訴えられたり逮捕されたりする男性諸氏などは女性が仕掛けた罠に掛かった犠牲者と云えなくもない。現代日本でも男女同権やジェンダフリーが唱えられ始めて久しいが、それならばせめて「セクハラ」問題ぐらいは男性側のみを一方的に責めることなく、女性側の我が儘や気まぐれによる場合もあることに留意し、公正な裁きをするべきである。言葉のセクハラ、精神的なセクハラ、肉体的セクハラの基準などは実に曖昧なのだ。
ルパンの私書箱〜from 田舎親父 (37)
   私の庭のほんの一部に散布してもスプレー容器の一ヶ分位はたったの一回で無くなる。指が痛くなるほどレバーを引いても噴射口からは泡の数滴が滴るだけとなってしまう。だから薬剤散布などほんの気休めという事である。それで食っている訳でも無し、ハマッたり、拘ったりしている訳でもない。植物を育てれば風で倒れる事も、雨で腐り日照りで枯れる事もあるだろう。虫に食われ病気にかかる事もあるに決まっている。そういう不都合の一切を避けたいと思うのなら植物など相手にしない方が良い。私は怠け者だから危険や不都合の一切合切を取り除く為の努力は人の半分もしないのではと思う。此の世は危険と不都合の集積の様な処であると思っている。私用に作られたのではないから当然で、自然は勿論そうであるが、人間社会も同様に私の為に作られてはいない。その事に文句を言うつもりはない。田舎のオヤジなのであるから、此の世に存在している事さえ知る者は少ない筈である。芋虫の如く、モグラの如く、アブラ虫の如く薬剤の下をかい潜り、危険を極力避け、不都合などはものともせず、ごそごそ、モジモジと生きる術を学ぶしかないのである。こう考えて来るとアサガオの葉を食い荒らしているカメムシも、タチアオイソウの葉を巻いて隠れているハマキムシも、レモンの葉をギザギザに食い荒らすチョウの幼虫も、ノウゼンカズラの葉を食い尽くし蔓だけにしてしまった巨大な芋虫も余り憎めなくなる。この虫は仲々したたかで仲閧ヘホウセンカの茎や枝にもいた。中指ほどもの太さで色は黒と白のダンダラ模様。4、5匹連なっているところを庭で発見した妻は顔色を変えて戻って来て叫んだ。「見たこともない蛇がいるワ!」。妻は蛇を怖がる様な女ではない。普通の蛇なら避けようともしない。蜥蜴なら背中の輝きを見て「マア、キレイ!」等という。その妻が恐怖の表情である。私は楽しみに急いで見に行くとホウセンカの茎や枝に這っていたのは太くて長虫であった。太さも長さも丁度中指ほどで、そいつが上から下へ右から左へと並んで蠢く様は蛇の様であった。漆黒の地に真っ白な輪の模様の蛇は妻も見た事がなく驚いたのだろう。只の蝶の幼虫であったのだが、虫である事が却って気持ち悪くなる程、立派に肥った大きな代物であった。どんな蝶になるものか、どんな蛾になるものか、チョウと出るか、ハンじゃない?ガと出るかと楽しみでその侭にして置いた。数日経つと虫共の動きが鈍くなり夕刻にはじっと動かなくなった。翌朝は楽しみで早く目覚め、ノウゼンカズラの下へ急いだ。目を疑った。居た筈の虫が一匹もいないのだ。地面にも落ちていないし、支柱にも這っていない。周りの草花の間、樹木にも居ない。何処かへ姿を消してしまっていた。それでも私は20頭 以上の巨大な蝶が辺りを乱舞する様を思い描   き期待して待った。夏は過ぎてしまったが、今の処それらしい蝶が舞うのは一度も 目にしていない。それはそれで良い。ノウゼンカズラの花は咲かずホウセンカ     は汚くなってしまったが代わりに太く長く   立派な迫力に満ちた芋虫を見る事が出来た。漆黒の地に純白の輝く模様が、その異形に素晴らしいマッチングを見せ戦慄を覚える美しさであった。私に絵か写真の心得でもあれば、背筋にぞくっと来るその美しさで貴殿を痺れさせる事も出来るだろうに残念だ。私は来年の夏また見る事が出来るだろう。ルパン殿がどうしてもと言われるのであれば一匹位、来年の夏にホウセンカの一本を添えて宅急便で届けても良いと思っている。
 今、我が家の庭は秋の虫共が席巻している。5、6種の虫の声が聴かれる。秋の夜の大いなる沈黙を震わせ、その静寂を一層深くすると云った和風伝統を心得た様なのは私の庭には居ない様である。コオロギでさへ大挙して鳴き立てる。出窓の下のシゲの繁みでは何匹ものクツワムシが窓を震わせるほど喧しく鳴き立てる。だが、真夜中を過ぎる頃になると大合唱はピタリと止み、後は犬と猫の立てる寝息だけとなる。