2006.12
http:/www.ack-ack.jp nishikawa@ack-ack.jp / 平18年12月号 2006 #19〜221  since1988
11月3日(金) 原 正夫コンサート&ライブ2本立て!
足利市民会館大ホールに1200名強もの入場者とは素晴らしいの一語!原正夫トリオとしてレギュラーを組む若手リズム隊+我らオールド・リズム隊?鈴木直樹(ts&cl)を加えての2部編成。2部では足利市民吹奏楽団の6名を加えての「聖者の行進」など華やか度も一段とアップ!アンコールの原 正夫弾き語りによる All of Me も大受で拍手喝采の中に目出度く終了。熱い声援が飛び交う大盛況のコンサートでした。ホールの高い山台上でのドラミングは久しぶりでしたがリバーブの効き具合は誠に心地良いものです。リトル・バードでのアフターアワーズ・セッションも満杯の店内に熱気ムンムン。演奏も客席と一体になり一段とヒートアップ!コンサートホール、ライブ・スポット連続2本立ては、スペースの大小、客席との距離感、目線の違い、演奏のメリハリなどが異なるので違う反応や雰囲気の変化が面白く、楽しく、充実した2本立てとなり、まさに足利万歳の一日でした。
11月4日(土) Jazz Swing Art !






クールトレインに飾ってあるジャズ・ミュージシャンの絵の画家・鈴木英治氏と西川喬昭 d&南野陽征 p デュオによる即興演奏と早業デッサンのコラボレーション・ライブ!2部入れ替え制でしたが、2部は札止めとなる程の入りでした。描き上げられた絵のミニ・オークションも完売にて云うこと無し!新しい試みの楽しいライブでした。しかし、、今年は写真と画!ドラマーからモデルに変身?したかのような楽しい経験でした。改めて、海老沢 勇カメラマン、鈴木英二画伯に感謝!又、ミニ・オークションの画2枚を落札して下さったCさん、見開き2ページの小生の写真の為に、厚くて、重くて、高価?な「現代日本の写真」をお求め頂いた皆様に心よりお礼申し上げます。、23日の「破れ太鼓の会X'mas」では、野嵜正興カメラマンに頂いた小生の等身大より大きな超巨大プリントをステージのバックに飾りますよ〜! 是非ご覧下さ〜い。
11月24日(金) 年2度目の「四季ライブ」!
6月24日に引き続き年2度も四季でのライブが実現しました!以前にも書きましたように、お客様からの、「ルパンのライブを聴いて一緒に呑みたい?」との有り難いお声掛かりで超久方ぶりにお招き頂いた前回の場で今回の企画は決定してました?半信半疑で冗談かとも思ってましたら、帰京後、I社長の会社のご招待ライブと伺い再度吃驚!昔は箱根や伊豆の別荘で招待客の皆さんにゴルフを終えた後、パーテイー・ライブを楽しんで貰う企画が良くありましたが、今回は些か趣が違いまして、最高にノリノリなのがI社長なのですから本当に嬉しい限りでした。遠方からのお客様もいらして、翌朝ホテルの朝食の際に数名の方と再会?前夜の話に華が・・・。I社長にも「現代日本の写真」をお買い上げ頂きまして恐縮至極。しかしまぁ〜、全員、演奏前、休み時間、打上げ、3部制?にて良く飲みましたねぇ〜!ブルーノートでの打上げでは金さんとIさんのモンク風連弾?まで飛び出しました。翌朝、金さんに話しましたら既に忘却の彼方でした?休み時間を担当して下さいました?Sさんご馳走様でした・・・乾杯!
読者のホ−ム・ページ (112)    よっぱライフプランナー
  
毎日の様に「いじめ」に関する悲しいニュースを目にする。いじめを苦にした自殺が頻発しているが連鎖的に起きていると思われる。原因は何なのだろう?いじめる生徒や学校側の対応の問題がよく指摘されている様に思われるが、どうすれば無くなるのか?NPO法人「地球村」代表、「人間塾」主宰の、高木善之氏の小冊子「ありがとう」にヒントになるエピソードが幾つかある。タイトルは「ハゲ」。娘は頭に3センチ位のアザがあり、そこだけ髪が生えません。娘に「加乃は生まれた時からアザがあり、そこだけ髪が生えないんだよ」とよく見せます。普段は髪で隠れています。家では事実を話すだけで、良い悪いなど余分な意味をつけません。小学校入学後、暫くして担任の先生から電話があり「高木さん、お宅の加乃ちゃん、頭にハゲがありますね。今日、外に出たとき風が強くて髪の間からハゲが見えまして、子供達が「あ、ハゲやハゲや」と騒いだんです。私は咄嗟にどうするか迷ったのですが、加乃ちゃんは「見て見て、私ね、生まれた時からアザがあってね、ここだけ髪が生えないの」と自分で髪を上げて皆に見せて回ったんです。そしたら皆も「どうして」とか「もういっぺん見せて」とか言って納得するまで見て後は何も言わないんです。驚きました。これでしたらいじめは起きないですね!どんな子育てしてるんですか」と驚かれていました。何と素晴らしいエピソードだろう。又、加乃ちゃんはお母さんから貰ったお爺さんの形見である古い筆箱を大切に使っていて、クラスの子にその事を囃し立てられた時、「ねっ、古いでしょ!良いでしょ!お母さんが子供の頃から大切に使っていた、お爺ちゃんの形見なの。大事に使って私の子供にあげるの」と言うと子供達は一瞬シーンとなり、暫くして男の子達が「ふーん、ええな」と言ったそうで、先生は大きなショックを受け、その後PTAや近所で評判となり「いじめ」について の話し合いの折り例としてよく話さ れたそうである。高木氏は、「いじめは親や先生など大人の見方、考え方   が子供達に大きく反映しているのかもしれません」と書いている。何時迄も純粋で素直なものの見方、考え方が出来る様、子供達を導いて上げる事が必要なのではないか。大人自身も純粋で素直でなくてはと思うのだが?Art BlakeyのChildren Of The Night/Mosaicでも聴いて幼い頃の気持ちを取り戻しますかな?いや、Chick CoreaのChildren's Song/Friendsに・・・迷っちゃいけませんな!そして、これにはやはりバーボンを一杯。おっと、これは大人の飲み物でしたな。それはご勘弁頂いて、いじめとは縁の無い世の中になる事を祈りつつ、乾杯!
75 回   エロールあさかわ
  
「いじめ」を苦にして自殺する子供が増えている。「いじめ」の大部分は同じクラスの子供達の間で発生するものである。又「いじめ」は最近始まったわけではなく、私の小学校時代にも日常的に行われていた。何処の学校にも「いじめ」のトップたるガキ大将が居り「あいつとは遊ぶな!」とか、「あいつとは口を利くな!」といった命令を下すのである。中には「明日三十円持ってくれば仲閧ノ入れてやる。」と金銭を要求したり、「お菓子屋に行ってガムを盗って来い!」と強要することもあった。万引きが見つかって店員に捕まっても「いじめっ子」に命令されたとは絶対に言えないのである。「いじめっ子」のことなど告げようものなら、後々までいじめ抜かれるからである。恐らく自殺を考えたとしても「いじめっ子」のことは言えないであろう。学校に行くのが嫌になって不登校になっても「いじめっ子」が居るからとは言えず、教師の精にする子供がいたこともある。名指しされた教師こそ大迷惑である。だが私の小学校や中学校時代には「いじめ」を苦に自殺する子供などは居なかった。子供なりに「いじめ」の対応策を考えた。知り合いの上級生に仲介役をやって貰ったりして解決手段を講じたものである。悪戯が過ぎて担任の教師にビンタを喰わされたりゲンコツを喰らってタン瘤が出来たことも頻々であった。それを虐待とか「いじめ」として親に告げるような子供もいなかった。「お前は豚だな!」などと教師からカラカワレたら、「バークシャー種ですか、ヨークシャー種ですか?」位のことを切り返して笑ったものだ。今回の子供の自殺の件を子供の両親側に立ったマスコミは教師や学校側の責任であるかの如く報じているが、時間を掛けてクラスの子供達からも状況を聞く必要がある。自殺した子供の親にしてみれば子供に非があったとは思いたくないだろうし、あくまでも教師や学校側の責任であると思いたいのは当然である。マスコミの強引な報道によって真相を突き止めずに全面的責任は教師や学校側にあるということになれば、今後の学校教育や教師による指導は困難なものになる。子供達の悪戯に対する叱責も注意も出来なくなる。子供の成長期には叱責やビンタが必要なこともあるのだ。成長過程での叱責やビンタが年少者、未成年者による凶悪犯罪の抑止力になることも考えるべきである。子育ての出来ない両親の過保護がプッツン人間を養成するのである。
ルパンの私書箱〜from 田舎親父 (36)
   狩今夏はやけに短かく、処暑を過ぎる頃から途端に涼しくなり曇りや雨の日ばかりで陽光を見る日はなくなった。その精で私の庭は汚くなってしまった。夏から秋にかけて咲く少ない花は長い梅雨のため遅咲きとなり、その上、秋雨の振り出しが早過ぎて咲きかけた途端に萎み掛かっている。僅かにムクゲだけが、白、ピンク、紫、青の花を付けている。日照不足は薔薇や果樹に致命的な悪影響を及ぼす。薔薇は葉に黒い斑点の出来る黒星病に侵され易く、加えて雨が多いと更にその傾向が強くなる。葉は青い侭でボロボロ落ちて、枝も露わな骸骨の様な姿となる。庭には30数本の薔薇の骸骨が降りしきる雨の中に立ち並んでいる。この時期の唯一の果物は3本、3種の無花果である。熟し掛かったものは雨に打たれると直ぐに裂果してしまう。9月下旬から10月に掛けて熟する種類のものも仲々実が肥大しない。これでは熟しても糖度が低くジャムにでもするしかない。田舎オヤジの悩みはこれに尽きない。植物が弱ると害虫は強くなり害も酷くなる。私は素人の園芸家であるから農薬等はそこらの園芸店で買うが、金さえ払えば直ぐに買える様な農薬の効き目は殆ど気休めといった期待しかしてはならない。1回の散布で虫共がコロコロ往くとか、悶え死ぬ等と思ってはならない。そう望むなら何処ぞの役所に行って許可を貰い、然るべき処で身分証を出して求めるか、そこらの農家の倉庫に忍び込み、濃い茶色の瓶に入った奴をくすねて来なくてはならない。そして、全身を衣服で覆い、肱までのゴム手袋をつけ、メガネ、マスクを着けて散布する。散布後はなるべく早く身に着けていた物を脱ぎ捨てシャワーを浴びねば、薬を浴びた虫と運命を共にする。ミカン畑や果樹園等の片隅に時々茶褐色や濃いグリーンの瓶が幾つも落ちている事があり、時には強い臭気を放っているもの迄ある。恐る恐る小枝などを瓶の口に差し込みラベルの文字を読むと恐ろしげな注意書きが並ぶ。要約すると厳守しないと命の保障は出来ないとある。私が求める薬品にも似た様な注意書きはあるが、ずっと穏やかだ。農薬会社も馬鹿ではない。注意書きなど読まなくても同じ。自分で考え、判断し、行動し、失敗や責任は会社側にあると信じ込んでいる園芸家の存在を否定できない。従って、注意書きなど無視しても安全な薬の製造販売をする以外にないのではないかと思う。私が買い求める殺虫剤は殆どが虫そのものに直接、多量浴びせない限り、大した効き目はない。スプレー式だから希釈濃度を間違える訳もない。スプレーを手にすると妻は大慌てでゴム手袋やマスクを持って来る。それらを着けながら何やら情けない悲しい気分になる。その薬剤は厳重注意にも関わらず、虫共を苦しめる事なく秒殺する程の効き目等なく、ジンワリ苦しめて殺す程の効力もなく、精々、虫共を懲らしめたり嫌がらせをする程度のものである。製薬会社も馬鹿であろう筈がないから虫に対する薬効より人に対する薬効に注意するのであろう。虫共はコ ロリと逝くほど効いても効き過ぎるとか副 作用等と製薬会社を訴えたりはしないだろうが、人相手だと大変な事になるのは良く分 かっているだろう。
閑話休題 前号に最初のバンマスとありましたがテナー奏者のM氏?微かな記憶が・・・。間違ってたらお許しをば!ともあれ、数十年を経ても忽ち旧交を温め合えるのは羨ましい限り。それも貴兄、M氏の様にただ一筋の道を究めるべく長い長い道程を経て来た故であろうと推察します。ふと現在の私の周囲の者等が此の手紙を読んだら一体どんな顔をするかと思いつつ苦笑して居る。Mr.ルパンに便りをする田舎オヤジが彼等にとっての私の素顔である筈ですから!これ迄は私の家の側を通る時は誰もが道の反対側に視線を置き急ぎ足で通り過ぎてたのに、今では足を止め笑顔で挨拶をしてくれるオバハン達も居ます。玄関のドアにそっと掛けてあった回覧板も声が掛かる様になった。古いTシャツを着て、ヨレヨレのズボンを履き、スリッパを突っかけたオヤジが如雨露を手に庭をうろつく姿が如何にものどかに・・・?!家の側にはもう灰色に日の丸のマイクロバスもベンツも停車することはなく街も平和になったと皆が思っているのではないでしょうか。