2002.7
読者のホ−ム・ページ (59)    Dancing Lawyer
 Wカップも終わりで寂しい限りだが、この原稿を書いているときは韓国はトップ4で、ドイツとブラジルの決勝となった。さて、どちらに軍配は上がるだろうか?私はブラジルだと思うのだが・・・。さて、もちろんのことだが、日本も2回目の出場で決勝リーグにすすんだのだから、たいしたものだ。トルシエ監督の、決勝リーグ以後の日本の戦いはボーナスだという発言は頭に来るが、これもフランス人のひとりよがりの戯れ言と思うしか無いだろう。そして、もう日本でWカップが開催されることは、あと数十年無いことを想定すると、今生きている我々は運が良かったと言わねばなるまい。今年の大会は強豪チームが早く姿を消したので寂しい一面もあるが、要は各国の実力差が無くなってきたと見る方が正しいと思う。まさかフランス、アルゼンチン、イタリアなどの強豪がかくも早く姿を消すとは予想もしていなかった。ジダンのように怪我をしていたりした選手もいたから、運も悪かったのだろう。またベッカムのようにモデルばりの選手も身近で見られ、女性フアンならずとも、そのスーパープレイには魅了された。しかし、アメリカの強いわりには、国内での盛り上がりがほとんど無い国もあると知り、驚いた。バスケットボールや、アイスホッケーのビッグイベントといくら重なったからと言って、アメリカ国民の多くがサッカーのWカップを日本と韓国で開催されていることを知らないのだ。変な国ではある。さて、4年後のドイツでのWカップにも日本が出場出来るとの保証はないが、若い選手も育って来ているし、あとは監督の人選と言うことになろう。特に監督の影響力は大きく、国内で適任者がいるかは、難しい所だ。私は、個人的には、ジーコ氏なんかが良いと思うのだが・・・。日本に理解があり、実績もあり、且つ世界的にも尊敬されているような人はざらにはいない。日本人では余り今の所、監督の適任者が思いうかばない。さて、日本中がWカップにうかれている間に、鈴木宗男がようやく逮捕された。金権構造そのものが洋服を着て歩いているような政治家のタイプだが、実際には、斡旋収賄罪は、通常の政治献金、つまり合法的なケースとの境界は、紙一重で、立件は難しい。政治家が選挙区の地域の事に努力するのは、間違いではないし、行政への意見具申等も必要だ。しかし、やはり、政治や行政の、公正・平等は、維持されねばなるまい。難問だが、これからも政治家や官僚、また国民の彼らとの接し方など、各々の行動規範のルール作りが最も重要な事は間違いない。一旦作ったルールも日々見直して行かなければならない。と言うわけで、また堅い話になってしまったがお許し下さい。今宵はブラジルのWC制覇を思い浮かべつつ、ゲームもないことだし(あると、忙しいこととなり、ウェイン・ショターの4ビートを聴きながら駆けつけ3杯にてバタンキューと相成る)、昔懐かしい「黒いオルフェ」のビデオでも観ながら、ゆっくりバーボンをたしなむとしよう。                           
やぶにらみ 第26回       エロール・アさカわ
 有事法制三法案を巡って賛否両派が口角泡を飛ばして議論を戦わせるというTV番組があったが、結論をみるには到らなった。「日本国家という言う大きな家に、泥棒や強盗の類が押し入ることが無いように、錠を掛けて戸締まりをするのは当然の義務ではないか!」 と云う賛成派に対して、「現在の日本国家の姿を視る時、ドアさえ無い状態である。ドアのない家に如何にして錠をつけるつもりか!」という反対派の意見の意見もあった。不審船の事件の頻発を機に防衛力の強化を図ろうとすれば、その行く先には非核三原則の見直し問題が見え隠れしてくる。不審船の問題にも多くの問題が見え隠れしてくる。不審船の問題にても見え隠れしてくる。奮戦の問題にも多くの謎があり、我々国民は憶測に終始するしかない。三法案をそのまま警視庁に当てはめてはどうかと云う意見もあったが、私はその方が判り易く、表現の一部にに手を加えれば国民の為には大いに役立つと思われる。現在の警察権限では、事件として表面に出て来たものへの対応は出来ても可能性が熱田としても事前に厳しく取り締まることが出来ない。先頃ストーカーに殺害された女子大生の事件にしても、何ヶ月も前から事件に到る兆候は幾つもあった。安易に殺人を犯す異常者が蔓延する現代社会において三法案の必要性が感じられる。ストーカー行為や嫌がらせ、脅迫、Eメールによる売春殺人等々、現代の日本社会全体が事件の総合商社化している今日、事件に到る以前での対応が重要であろう。ネズミ取り方式の如く、スピード違反を待って捕まえると云うことでは現代社会の治安など江東区は出来ない筈である。それにつけても日本の警察官の不祥事件が多過ぎるのにはウンザリである。不祥事もさることながら、その無能さと不甲斐なさには腹ちを覚えて仕方が無い。警察官も 教育を受けて勤務に就いた当時は真面目に頑張っているのだが、3年、4年と勤務を続ける内に「見ザル、聞かザル、手を出さザル。」と云う上司を見習うようになってしまう。なまじ真面目に頑張ろうとすると、元外相の田中女史ではないが、「頑張ろうとすると誰かがスカートの裾を踏みつけるのです!」。一般の企業内でも各省庁内でも人間の数が増えて組織が大きくなるにつれて、いつの間にか「事なかれ主義」を重んずる傾向を示す。社会の治安を預かる警視庁が此では困る。その内に警察官や省庁の役人達を監視するための民間組織が必要となる時代が来るかも・・・。
「怪談」の作者とジャズ  新 折人
「ジャズ」の源流となる音楽は、人種の「メルティング・ポット」(坩堝)であった「ニューオーリンズ」に於いて、1800年代を通じて、高級なワインの如く時間をかけて徐々に醸成されていた。それが熟成して「蔵出し」出来るまでには至らなかった時代の話である。1890年(明治23年)来日し、松江中学の英語教師となり、日本人の妻セツをめとり、日本に帰化して「怪談」(1904)などの名著をものにしたラフカディオ・ハーン[小泉八雲](1850〜1904)は、来日の前の10年間、即ち、1877年から87年迄、ジャズの故郷「ニューオーリンズ」に住んで、町の小さな出版社「デイリー・アイテム」の記者をしていた。彼は、持ち前の好奇心からニューオーリンズでいろいろな事をしている。例えば1879年に、大枚100ドルを投資して "Hard Times", つまり「不景気屋」という食堂を始めた。名前は洒落のつもりだったのだろうが、共同出資者に売上金を持ち逃げされ、店はわずか三週間で潰れた。それはともかく、彼は転んでも只では起きず、1885年に「クレオール料理のレシピ集」(La Cuisine Creole)を書き、これが大変売れた。ハンク・ウイリアムス(1923〜1953)が1952年に作り、彼自身が唄ってヒットした "Jambalaya"(ジャンバラヤ)というカントリイ調の歌があるが、その歌詞にも出てくるクレオールの名物料理に「ガンボ」(Gumbo)がある。ハーンはレシピ集の中で、その作り方について、「牛肉1ポンド、仔牛の胸肉半ポンドを1インチ四方程度の角切りにする。オクラ36本、タマネギ1個、赤トウガラシ1本を薄切りにし、肉と一緒に炒める。茶色く焦げ目がついたら、水を半ガロン加え、蒸発したらさらに足す。米を添えて食卓へ。」などと、簡潔に説明している。その他、彼はジャズの源流となった現地の音楽に興味を示し、それを採譜したり、得意な画才を発揮して、1880年6月26日付けの「デイリー・アイテム」にバンジョーを弾くクレーオール風黒人のスケッチを描いたりもしてる。その彼が、ニューオーリンズでの強烈な打楽器のビートとリズム、ゴスペルの歌声等、当時の黒人音楽を聴いて、「その音楽は、狂気のようで騒々しいが、じっとしているとその音はもの淋しいような、うら悲しい嗚咽のように聞こえるかと思うと、急に猛り狂って興奮が高まっていくような感じだ。それは心にしみて、一種独特の甘美な哀愁が漂う。」と書き残している。小説家らしい表現で、ジャズの前身、当時のニューオーリンズの音楽を彷佛とさせる。 蛇足だが、フレンチ・クオーターの一角の、その昔彼が住んだという建物は、今はギンギンのストリップ小屋になっている。
・メール名作選-24 (=^_^=)Writen byAYA with Musashi& Asari(^*^)
編集長....はっぴい・ばあちゅで〜い!今日、歯を一本抜いたから、上手に言えないの。ごめんなしゃい。...あちゃりより...はっぴ・ばしゅでえ〜い!これが正解。男らしく、発音しないとね。だって、編集長の、“男盛り宣言”の日なんでしょ!..!...!..!...ちょっとベッカム入ってる、むさしより....そして、編集長のバ−スデイの日に私も、新たなる決意を、しました。編集長のバ−スデイが、私の歯の手術デイだったことは、やっぱり私と編集長は他人じゃないってことなのね。手術は私にとっては、一世一代の大変な出来事だったの。絶対お医者さまには、行きたくないから、ずっと、逃げていたのに、とうとう捕まって....。(飼い主は医者嫌いで、自分は行かないくせに、ズルイ!)でも、28日眼が醒めたら、それは爽快でした。こんなことなら、もっと早くに連れてってもらえばよかった。もう、ご飯もおいしいし...だから、せっっかくやせたのに、又太っちゃった!こんなこと、言えるようになって、編集長私も随分大人になったでしょ。ところで、編集長、私の年齢?存じ?Ladyに年齢なんて、聞いちゃ、いけないのよね。でもこっそり教えてあげる。私とむさしくんは産まれてから、人間で数えると、10年になりました。24+4(x-2).....これは、実はネコ社会の年齢の数え方です。私達の場合、24+4(x-2)のxに、10をいれて計算すると....56歳なのです。実は私たちは、もう立派に大人なのです。そして、来年は60歳、再来年は64歳....で、再来年は編集長より、私達が先輩になるのです。“家の子供達....”と私達のことを総称して、呼ぶ飼い主なんて、実は全然ガキなのです。(例によって本人が気付いてなかっただけ)...と言うわけで、この計算方法は、みんな知らないみたいです。是非みんなに教えてあげて下さい。今回は、ちょっとインテリジェンスなお話にしてみました。だって、私熟女なんだもん!!!!