2002.2
ack-ack'通信       破茶目茶ジャムセッションvol.14 12月28日(金)
 大江戸・サリバン・玉川氏の司会・進行も14回目、誠に手際良くスムーズ・・・ご苦労様でした、さて、スタートは安久津プロ(b)のバックアップで、ドラムはU嬢(真打ちも間もない愛弟子・・・生徒も古参になれば弟子?)+ボーヤの祐二(何故かピアノなのです?)にて、ビューティフル・ラブ&ウェイブを。初参加のドラマーS君は金山プロ(p)の熱いブルーモンク?に胸を借りて熱演・・・S君は以降オールオブミークラブのミツドナイトジャム常連と化しました?O氏は大勢のリクエストに応えて、先ずはソロピアノでスターダスト&ミスティをクールに素晴らしい熱演を披露後、ドラムに移るや、前記U嬢がピアノに向い(師匠より多才な二人なのです)、トランペットのT氏がバット・ノット〜&メモリーズ・オブ・ユーを熱く&渋く快演。セクシーダイナマイト!なるイントロデュースにての登場(決して本人のご要望では・・・?)I女史は、チュニジニアの夜他をノーブルに・・・?ピアノは勿論、金山プロ!ドラムが雄一に変わり、セクシーダイナマイト・シリーズ第2弾!ロミちゃん登場、社葬の帰りとかで枯葉を?文字通りセクシーに熱唱。飛び入りしてくれた有馬プロ(p)の泣き節め一杯のイマジンに大江戸サリバン氏も上機嫌、T氏を加えた、朝日の様に爽やかにて最高潮に・・・?!祐二&雄一ホーヤ2人組の清々しいイット・クッド・ハップン・トゥ・ユーを経て、ようやくack−ack’3がハードな星影のステラ?にて揃い踏み狂演後、セクシーダイナマイト・シリーズ第3弾・H博士嬢が登場!ラブ・イズ・ヒア・トゥ・ステイ&ザ・マン・アイ・ラブをやるせなく切々と・・・?此処で大人気のファンキー・N氏軍団到着!軍団のニューフェイス美人シンガーによるフライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン、+T氏のトランペットを加えた3管編成にて、エキサイティングなワークソングとハッシャバイを!歯科医・Y氏はミスティ&フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーンで拍手喝采!以後も、ディア・オールド・ストックホルム、サック・オブ・ウォー、ブルース・マーチ、酒とバラの日々・・・・と、止まることを知らぬ年の瀬の夜が更けて行きました。いゃ〜聴きましたぁ〜!?!2月8日am1:30・・・どうやら2月号最終稿終了・・・徹夜でプリントをば・・・大幅遅延は青色申告?にてご容赦・・・。発送で頑張るぞ〜????
読者のホ−ム・ページ (53)   よっぱライフプランナ 先日、雪が降りそうな寒い中を一日中歩き回っていた為か、久々に風邪をひいて昨夜は40度以上の高熱が出てしまった。流石に「24時間年中無休」を掲げている私でも、この時ばかりはダウン。幾分回復してきたところで、この原稿を書き出している。インターネットで見たという方から教えていただいた「世界がもし100人の村だったら」というメッセージをご紹介しよう。もし現在の人類統計比率をきちんと盛り込んで、全世界を100人の村に縮小するとどうなるでしょう。その村には、57人のアジア人、21人のヨーロッパ人、14人の南北アメリカ人、8人のアフリカ人がいます。100人のうち6人が全世界の富の59%を所有し、その6人共がアメリカ人、80人は標準以下の居住環境に済み、70人は文字が読めません。50人は栄養失調に苦しみ、1人は瀕死の状態にあり、1人は今生まれようとしています。1人(そう、たった1人)は大学の教育を受け、そして1人だけがコンピュータを所有しています。もしあなたが今朝、目が覚めたとき、病気でなく健康だなと感じることができたなら…あなたは今週生き残ることのできないであろう100万人の人達より恵まれています。もしあなたが戦いの危険や、投獄される孤独や獄門の苦悩、或いは、飢えの悲痛を一度も経験したことがないなら、あなたは世界の5億人の人たちより恵まれています。もし冷蔵庫に食料があり、着る服があり、頭の上に屋根があり、寝る場所があるなら、あなたは世界の75%の人達より裕福で恵まれています。もし銀行に預金があり、お財布にお金があり、家のどこかに小銭のはいった入れ物があるのなら、あなたはこの世界の中でもっとも裕福な上位8%の内の1人です。もしあなたがこのメッセージを読むことができるのなら、あなたはこの瞬間2倍の幸せを受け取るでしょう。なぜならあなたのことを思ってこれを伝えている誰かがいて、その上あなたは全く文字の読めない世界の20億人の人々より、ずっと恵まれているからです。考えさせられるメッセージである。私たちは、ともすれば今の生活が当たり前のように思って日々生活しているところがある。だから現状への不平、不満が口に出る。もっともっといい生活をしたいと望む。上を見たら切りがないのである。病気になって初めて実感する健康であることの有り難さ。今、普通に生きていることにもっと感謝せねば。今月は体調が悪いので早めに切り上げることをお許しいただきたい。流石の「よっぱライフプランナー」も、今回ばかりはバーボンはお休み!?世界の75%の人より裕福で恵まれていること、世界の中でもっとも裕福な上位8%の内の1人であることに感謝して、明日から健康を実感しつつ活動できるように・・・生姜湯でも飲んでゆっくり休むとしよう。BGMは勿論、Ginger Bread Boy?エルビンのファレルとのピアノレス・トリオのプレイも大好きなのだが、今宵はマイルスに催眠誘導剤をお願いしつつ・・・お休みなさい。 
やぶにらみ 第22回       エロール・アさカわ
 
現在の文部省では学校教育の在り方について大きな問題に直面している。「平等教育」と「能率教育」のいずれを採択すべきかという問題がある。「平等教育」の基本論理はクラスの中に「落ちこぼれを無くす」と言う狙いがある。その為にはテストの成績による優劣を無くす。ライバル意識を持たせない。競争意識を駆り立てない。不得手な課目についてはテンポを遅くし、本人が完全に理解できるまで教える。成績表にもテストの成績を明記せず、「良く理解出来ている」、「もう一息」、「頑張れば大丈夫」というような曖昧な表現を用いる。登校拒否や不登校の原因の一つには、勉強の内容が良く理解出来ず、他の生徒に追いつけなくなり、学校に行くのが嫌になることにある。中学校までは義務教育であるから例え成績が悪かろうが、本人が「落ちこぼれ」を自覚していようが進学は出来る。本人にとって理解出来ない侭に机に向かうぐらい苦痛で嫌なものはない筈である。クラスの仲間からも馬鹿にされたり除け者にされる様になれば、学校へなど行きたくなくなるのは当然である。朝、家を出ても嫌な学校をサボってゲームセンターに行ったり、そこで知り合った同じ「落ちこぼれ」と遊び回ったりする内に非行に走る様になる。其れを防ぐにはテストの成績で優劣を区別せず、クラスの全員が百点を取れる様に教育しようということである。確かに十代の子供達による非行や犯罪の増加には目を覆うものがあるが、かといって「平等教育」には甘やかしの構造が見え隠れすることも否定出来ない。私の中学時代は一クラスが六十五人という生徒数で、三年生だけでも二十五クラスあった。一学期、二学期、三学期共、テストが終わる度に課目毎の点数と名前が廊下に張り出され、全校で五十番までは○○高校、百番迄は△△高校。二百番迄は□□高校の受験資格有りと明記されたものである。不得手な課目があれば担任教師の家まで出向いて教えて貰った。いよいよ高校受験のシーズンになると、「お前の成績なら○○高校でも大丈夫だ。」とか「お前は××高校にしといた方が安心だろう。」と担任がアドバイスを与えてくれた。私のクラスにも「落ちこぼれ」の部類に入るものが何人か居たが、彼等は彼等なりに適当な高校を選んで無事に入学していた。つまり、我々の時代は完全な「能率教育」であったが、非行に走る様な軟弱者はいなかった様に思う。 
丹下左膳とジャズ  新 折人
 アメリカで禁酒法が施行され、「ギャング・エイジ」とか「ジャズ・エイジ」と呼ばれた1920年代の「ローリング・ツエンティーズ」に、アメリカを見聞した日本人作家が居た。隻眼、隻手の剣士・丹下左膳を主人公とする「新版・大岡政談」三部作(1927-34)を書いた、林 不忘をご存知だろう。彼は本名・長谷川海太郎(1900〜1935)と言い、牧 逸馬、谷 譲次などのペン・ネームも使った。「こけ猿の壷」の丹下左膳の生みの親というイメージからは想像がつかないが、長谷川海太郎は20才の時、日本郵船の「香取丸」に乗ってアメリカに渡り、1920年(大正9年)から4年間、各地を放浪した。そして、帰国後1925年(大正14年)から、谷 譲次の名前で、雑誌「新青年」に「テキサス無宿」、「めりけんじゃっぷ商売往来」など、いくつかの短編、中編からなる「めりけん・じゃっぷ物語」を寄稿した。その中で彼は、禁酒法下でのニューヨークのギャングの様子を、「第三街の裏町。ギャングの大親分ハアド・ボイルドの経営する秘密酒場。薄暗いフロントの居間で、主人公のハアド・ボイルド親分が、ひとりでソファに腰かけ、桃いろ絹襯衣(シャツ)の腕捲りをして、密造酒(ムウン・シャイン)をちびちびと飲(や)っていると、そばの小卓で慌しく電話のベルが鳴る。」と紹介している。なお、この「ハアド・ボイルド」という名前は、当時アメリカで流行はじめた、冷酷非情な推理小説などを示す言葉をもじったもので、無論フィクションの仮名である。また、彼は当時の「ジャズ」については、「遠く食堂の方から流行の、・・面白くも可笑しくもない、上海と布哇(ハワイ)と紐育(ニューヨーク)を一つにして、それを前髪(バブ)で割って、らっぱずぼん(ベル・バタム・パンツ)とステコムで掛けたような狐駆足(フォックス・ツタツ)のジャズが聞こえてくる。」と、「上海」から「狐駆足」まで長い、手の込んだ形容詞で紹介しているが、要するにこれは「訳の分からない音楽」ということだろう。彼はアメリカで耳から英語を憶えたらしく、上記文章のふりがなでも "Bottom" を「バタム」、"Trot"を「ツラツ」としていて興味深い。なお「ステコム」は何のことか不明だが、研究者によれば、"Stickcom"(接着剤)のことらしいという。 いずれにしても、この日本人作家にはジャズはあまりお気に召さなかったらしい。それどころか彼は、アメリカの印象の一つとして、「猶太(ユダヤ)系大ジャズマニア帝国の印象」などと書いている。彼は、当時売り出し中のユダヤ系作曲家ジョージ・ガーシュインやそのファンのことが頭にあったのか、ジャズはユダヤ系白人の音楽と思っていたふしがある。しかし、彼はアメリカで「ジャズ」を聴いたおかげで、あの丹下左膳のリズム感あふれる立ち回りを書けたのかもしれない。
E・メール名作選-19
 編集長、こんばんは。僕は寂しい夜です。あさりちゃんが入院してしまったのです。一人で遊んでもみても、なんだか今一つ、つまんない。まして一人寝なんて、この寒いのに.....、つらいです。でも僕に比べれば、あさりちゃんは、点滴しながら、獣医さんちのケ−ジの中で、寝ているんだから、もっと寂しい夜に違いない。そう思ってガマンしないと....。僕達の飼い主にいたっては、もう、歯ブラシとパジャマ持って、獣医さんちに泊まりに行きそうな感じ!勿論、獣医さんは、すごく良い方で、あさりちゃんは、なんの心配もいらない、早く良くなる方法なのは、わかっているんだけど、でも落ち着かない....。不思議なもので、狭いはずのお部屋が恐ろしく広く感じられて....、象の置物でも置かないことには、落ち着かない!明日は朝一番であさりちゃんの所に様子伺いに行くつもり...。だから、早く寝なきゃ!でも、眠れない。起きていても、なんだか、ぼんやりしてるだけなのに....。あさりちゃん、もう寝たかなあ?明日、朝一番で退院して来てくれると、嬉しいのに...。退院して来たら、僕の大好きな、赤白ギンガム・チェックのおもちゃ、今まで、絶対貸してあげなかったんだけど、これからは、10回に1回....ウ~ン...7回に1回くらい、貸してあげよう。それと、一人でお留守番出来たことも、自慢しようっと!“猫は孤独に生きる!"なんて、ウソウソ...大ウソ..。僕って、予想以上に、寂しがりなんだから....。あさりちゃん、早く帰ってきて!           (=^_^=)Writen byAYA with Musashi& Asari(^*^)