2000.12
ack-ack'通信      
.10月31日(火) ピアノレス・トリオ at リラキシン 昔は散々やりましたが、この処トントご無沙汰。どうしてもピアノ・トリオになりがちな昨今?本当にやりたくて堪らなかった、待望のワンホーン・トリオが遂に実現!「寡黙こそ雄弁」その侭、大森 明の優しく、激しく、柔軟に歌い上げる渋いアルト&ソプラノ・サックスに、横山 裕の堅実なベースがしっかり絡み合い、緊張感と暖かみに溢れた演奏となりました。当然、各自のソロパートも増えるのですが、そこは全員バランス感覚抜群の面々につき、各曲全て変化に富んだ内容となり本当に楽しいセッションでした。11月、12月も続ける予定で大いに張り切ってましたのにスケジュール調整ならず残念。1月こそは・・・です。 乞うご期待!
11月10日(金)  ack-ack'4 atCozy-L 此方も先号でお伝えしましたが、違った意味にてトントご無沙汰、なかなか共演叶わなかった、植松孝夫を迎えてのセッション。彼ともお互いに若い頃?ピアノレス・トリオで良くやったものです。めっきり貫禄もつきまして、余分な贅肉を削ぎ落として展開するアドリブは正に魅力全開!「オーバー・ザ・レインボウ」では客席まで歩きながら吹きまくり大受けでした。その男性的なトーンに飽くまでも繊細で物静かに、好対照なアプローチで応える米田正義のピアノがこれ又、素晴らしいものでした。1月22日アンコール出演決定!  是非入らして下され。         
近年、7〜8年間に渡り、年末・年始に入らして下さいました100名様ほどにお贈り致しまして、大変喜んで頂いておりました、井上象英さんの著による「象英暦」が誠に残念なことに今年は制作されませんでした。従いまして今年末・年始はお贈り致すことが出来ませんので、ご了承のほど宜しくお願い申し上げま〜す!11月6日
六本木のCYCLOにて開催されました、板東京子コレクション「藍広場」にリラキシンの麻生たかし氏がモデルで出演しました。編集長他3名が現認しましたことをご報告申し上げます。
11月26日はコージー・エルにて三崎クラブ・ライブ〜六本木版が開かれ、久方振りの六本木へ・・・。店内はお馴染みの方々を中心に60名程のお客様で一杯。足利からピアノの原さんもいらしてたのですが、西川さんたら私と目が合うなり「原ちゃん、キャンセル魔のエミコちゃんがいらっしゃいましたよ」と・・・失礼しちゃうのです!2年続連続の「ロボット犬状態」で足利へ伺えなかったのは事実で御座いますが・・・?三崎クラブのマスターが倒れられて以来、1年振りのママにもお会いできましたし・・・笈田さんを始めバンドの皆さんもすこぶるお元気で素敵なステージ゙でしたし・・・バーボンもひとしお美味しく感じられる楽しい一夜で御座いました。それはさておき、今年末こそ「ロボット犬状態」を回避して新年を迎えたく、一年半に及びましたたわごとも暫く控えたく存じます・・・皆様、良いお年を・・・。
読者のホ−ム・ページ (39) よっぱライフプランナー ミレニアムを迎えた今年1月、原宿「オンデン」で西川編集長とDancing Lawyer氏にそそのかされ?交代でこのコーナーの執筆をさせて頂くことになった訳だが、4月号から始めてもう5回目になる。ペンネームを決めるに当たって、つい氏と張り合うつもりでDancing Life Plannerとしてしまったが、よくよく考えると“私はダンスができない"ことに気付いたのである。しかも先日、氏の素晴らしい?ダンスを目の当たりにしてしまっては、もうこのままにはしておけない。そこで、誠に勝手ながらペンネームを変えることにした。編集長のお許しも無くである。何にしたかって?発表しよう!私が少し?お酒好きであることから、“よっぱライフプランナー"。どうですか?賢明な読者諸氏ですから、意味するところはもうお判りかと思うが・・そういうことです。これからは“よっぱライフプランナー"をよろしく!さて、読者諸氏が今月号を手にされるのは、20世紀最後の月な訳だが、ついこの間まで、21世紀というものはまだまだ先のことだと思っていたのは私だけでは無いだろう。それがもう目前に迫っている。私が少年の頃を思い返せば、21世紀というのは科学や技術がすごく発達し人々の生活が極めて便利になるという、いわば未来の世界だったのではないだろうか。現在放映されている某携帯電話会社のCMに、私が少年の頃に観た“宇宙少年ソラン"“サイボーグ009"“ウルトラセブン"の懐かしい映像が流れている。この中で主人公達が腕にはめて通信している機器は、当時の私達から見れば、漫画やTVの中だからあり得る夢の世界だったのではないだろうか。それがどうだ。デジタル技術の急速な進歩により、21世紀には次世代携帯電話が登場し音声のみならず動画まで送れるようになる。更なる高速データ通信が可能になり、腕時計タイプのものまで登場し、ウエラブルコンピュータ(身につけるコンピュータ)が現実のものになるのである。これはまさに、漫画やTVで見た世界ではないか。世の中に携帯電話と名の付く製品が登場するのは1987年のことらしい。重さは700グラム。契約時の料金29万8300円。月額使用量2万3000円。通話料3分=277円。今ではとても信じられない数字である。普通のサラリーマンではとても加入できず、もっぱら芸能人や国会議員といった有名人、著名人、あるいはその筋の人達とかだったようだ。その後の13年間の携帯電話の進歩についてはもう言うまでもない事である。技術が進歩し製品がどんどん進化し、世の中が便利になるのは良いことだが、ひとつ困ることがある。それは、製品のサイクルが非常に短いことだ。携帯電話など新機種に変更してしばらく経つともう高機能な新製品が出る。パソコンといった高価なものにしても、購入後3年も経つともう殆ど価値が無くなる。しかし、新しいものが出ても昔のものがずっと変わらず生き続けているものがある。それがジャズ。新しい曲も勿論良いが、古い曲もずっと色褪せずに、我々の心の中に揺るぎない存在として光り輝いている・・・正にYou Are My Sunshine あれっ?落ちちゃいましたねぇ〜!レイ・チャールスやビル・ヘンダーソンの唄も良いが、今宵のバーボンの友はぶっ飛び振りも豪快なジョージ・アダムスのテナーサックスで決まりだな。21世紀に乾杯!
やぶにらみ 第20回       エロール・アさカわ
 
発展途上国を含めて現代社会はマスメディアに寄って方向付けられ動かされている。特にテレビ媒体の情報や報道は国民の70%に信頼され受け入れられている。今回のニューヨーク・テロに関するアメリカ国内の報道は96%のアメリカ国民の信頼と支持を得るところとなり、刻々と流されるテレビ情報に一喜一憂している。これに対してイスラム圏諸国の報道は真っ向から対立している。どの情報と報道を信頼するかは国民の冷静な判断に任せるしかないが、その為には多方面の情報と事実、情報の基礎的知識などを兼備した上での判断が出来なければ真実を知ることは出来ない。果たしてその様な人間が何人居るだろう。大部分の人々はテレビ、雑誌から得た情報を鵜呑みにして行動する傾向にある。多くの政治家達は選挙前にはテレビを多用し、自分の政見を述べると共に国民の支持を得ようと試みるようになってきた。又、この政見演説が国民にとって良いことずくめの絵に描いた餅であっても一向に構わないのである。候補者達は投票所に出向いた有権者が鉛筆を握った時に自分の顔と名前を想い出してくれさえすれば良いのである。当選した候補者の多くが後になって「公約不履行」等と騒がれても一向に構わない。投票した有権者との間に契約証を取り交わした訳ではないし、自分は履行に向けて努力しているが党の方針で思うように動けないのだとコメントすれば良いことに成っている。次回の選挙では「私はこの様な党の改革を目指して・・・。」とぶち上げて再度当選した議員もいる。この様にある程度の年齢に達し、常識的な判断を持った国民であってもテレビを通じての情報や報道を受け入れてしまうのである。ましてや知能未開発、知能発展途上の若者や阿保・馬鹿連中はテレビ、雑誌の影響をモロに受けてしまうのである。又、彼等が一番影響を受けるのは芸能番組で、善悪の判断が出来ない侭にタレントの外見を真似たり、コメンテーターの口車に乗せられてしまう。何の実力のない歌手のCDでも提灯持ちレポーターやコメンテーターの言葉一つで何十万枚も売れることになる。これでは本当によい音を聴く耳は育たない。現代の若者の大部分がテレビ、雑誌の影響を受けて育つということであれば、プロデューサーや編集者の采配ひとつで、多少共まともな方向に向けることが出来るのではないか。    
ジャズ・クルージングに寄せて三題  新折人 (vol.3〜4〜5)
Column.l (2000.9/25〜29)
 
初秋の宵の月の下、そよろそろりと吹く風に、誘われクルーズ店回り、ここはディキシー、スイングか、あちらはビ・バップ、フリージャズ゛。粋に肩からドアを押し、迷い込んだが百年目、カクテル・ライトに浮かび出た、艶な歌姫ラブ・ソング。たまたま席が隣り合う、ツンと澄ました貴婦人と、オツに気取ったジェントル・マン、いつの間にやら打ち解け合って、交わす戯れ言ハモリ出し、しんとろリんと桃源郷、ホワイト・ワインも色を染め、グラスのアイスも身を焦がす。高鳴るリズムはツー・ビート、フォーかエイトかボサノバか、いやいや二人は乱拍子、横目で伺うバンドメン、思わず演奏ふらっと(b)し、俺たちゃやってられね〜ぞ、いや待てこれもお仕事だ、悲しきエンターテイメント。あちらに陣取るグループは、俺達ジャズの愛好者、あんな二人はほっておけ、アドリブ聴いて今のはムード旋法だ、おぬしなかなか分かってる、リキュール呷ってまた盛り上がる。誰が仕掛けたこの企画、誰が煽った催しか、押し付けられたチケットを、明日も来ようと握りしめ、家路の足取りラグタイム。

大いなる期待 (2001.5/21〜25)
 広くジャズを聴かせるイベントには、ジャズ・コンサートとジャズ・フェスティバルがある。前者のジャズ・コンは言うまでもなく広い会場を借りて、一般的には飲食を提供せず、その時々に単発で行われる。最初のジャズ・コンは初期のビッグ・バンドのリーダーとして有名なポール・ホワイトマンが主宰して1926年秋、シカゴで6日間開いた「国際ジャズ集会」であったとされる。後者のジャズ・フェスは場所を決めて、定期的かつ継続して開催されるものを言う。意外なことにジャズ・フェスはジャズの生みの親アメリカで最初に始められたものではない。1946年にオーストラリアのメルボルンにその原型が現れ、1948年にフランスの二一スで、サッチモらを招いて開かれ、本格化したのが皮切りである。このスタイルは、やがてアメリカに逆流し、1954年には「ニュ−ポート」、1958年には「モンタレー」などのジャズ・フェスが始まリ、更に世界中に広まった。現在、ジャズ・コンやジャズ・フェスのタイプは種々様々ある。しかしながら、ある地区内の、いわば商売仇のライブ・スポットが協力しあって、一定期間低額「パスポート」を発行して、お客に自由にジャズを聴いて貰うと言う、この「六本木ジャズ・クルージング」のような試みは、広い世界にないものではないか。近い将来、日本初の独特のアイ デアになるジャズ・クルというイベント形式が、世界中で真似され、広まり、定着するようになるのではないかと大いに期待している
来て、見て、勝った (2001.11/6〜8)
 イギリス人が作った曲だが、ビリー・ホリデイ、エラ、シナトラ、キング・コールからヘレン・メリルまで、それぞれが情緒たっぷりに歌ってスタンダードの名曲の仲間入りした、These foolish things remind me of you「思い出の種」(1935)という曲がある。この歌詞に<♪You came,you saw,you conquered me>というくだりが出てくる。これは古代ローマの偉人ジュリアス・シーザー(前100~前44)が、紀元前4年に第六軍団を率いて遠征し、現在のトルコ、カッパドキヤの近くの「ゼラ」でオリエント軍を打ち破った時、ローマ元老院に報告として送った簡潔な言葉「来て、見て、勝った」…(VENI・VDI・VICI)の英語訳である“I came,I saw,I conquered"をもじっていて酒落ている。“VENI・VDI・VICI"と言う言葉は、余程の愛煙家でも気が付かぬかも知れないが、「フィリップ・モリス社」の「マルボロ」という煙草の箱を見ると、その中央、同社の紋章の下部に小さく書き込まれている。創業の頃の意気込みを示していて興味深い。それでは、イギリスのスコッチを飲み、マルボロの紫煙を楽しみながら、ジャズ・クルージングを堪能しよう
E・メール名作選-17
編集長、凄いお話です。僕達の主治医の先生、前もお話したと思いますが、例のお嬢さん先生です。すごい美人!で、優しくて、ユ−モアたっぷり!(飼い主に負けず劣らず?いいえ、飼い主、完璧に負けてます)この先生が来年一月からのフジテレビ・火曜日9:00pmからのドラマの演技指導をなさるのです。主演・水野美紀が獣医さんの役で、ラブ・コメディ。目玉はあの小泉孝太郎くんがドラマ初登場!お嬢さん先生は小泉孝太郎くんに会うのを、楽しみにしてるっていう下心がある様子です。なんか気持ちはわかるけど、僕達より可愛いいはずはないんだけどね!いずれにしろ、獣医さんがどんなにいい人かがわかって頂けたら、それだけで僕達は嬉しい。どんなドラマになるのかは僕達だって知る訳ないんだけど.....でも、おかしいなあ?そんな時間枠なのに、今だに僕達のところには、出演交渉きてません。ところで、jingles the christmas catって曲があるのご存じでしたか?サンタ・クロ−スがトナカイのソリでプレゼントくばる時にシャンシャン鳴っている、あのベルは実は僕達の仲間の猫が活躍してるんです!こんなこと、みんな知らなかったでしょ!僕達も知らなかった。でも、そう思うとあり得ることですよね。まさにスゴイ適役!この出演交渉も僕達にはきてません。でもこれはパス!だって寒そうなんだもん。それにサンタさんがプレゼント大きな袋に入れてるの、じっと見てるなんて耐えられない。つい手伝って、大きなお世話・大迷惑。ごちゃ混ぜの達人、猫の手だけは借りたくない現象になりそう...。これで、評判おとしたくないし....。猫は冬は活躍しないんだけど、この冬は忙しくなりそうです。売れっ子はつらい....。   (=^_^=)Writen byAYA with Musashi& Asari(^*^)